熱くなったスマホ温度の安全な下げ方と人の健康法が似ていた!

こんにちは。

Hiカイロプラクティックです。

先日テレビをみていると、『熱くなりすぎたスマホを冷やすにはどうすればいいのか?』という問題で、①電源を切る ②風を当てる ③10円玉に載せる とその方法を紹介していました。

逆に推奨しない方法は、急激に低温で冷やす事だそうです。

それに対してコメンテーターの方が発言した「要は急に冷やすのではなく、自然に冷えるのを待つってことですね」という言葉。

これを人の体の治し方に当てはめてみると、案外共通している点があったので、紹介したいと思います。

スマホは高温に注意!カメラが使えなくなります

まずはスマホの話から。

今や一人一台は当たり前になりつつあるスマホですが、炎天下などでカメラ機能やアプリを長時間使っていて、高温注意の警告が出たことはありますか?

スマホ本体内部の温度が上がりすぎたことを検知すると、自動的にカメラ機能が使えなくなってしまうため、画像で残しておきたい瞬間を逃してしまうなんてこともあります。

なぜ本体温度が熱くなりすぎると機能が使えなくなるのか

スマホは操作すればするほど『頭』=CPUが一生懸命働き、様々な処理を行います。

その『頭』を働かせるために必要なものが電気です。

バッテリーから供給された電気は『頭』=CPUを動かし、処理された情報は回路を流れ『体』=各パーツに届きます。

電気は移動する中で熱を生む性質があるので、常に端末内の温度が上がる土壌はあったんですね。

そして長時間の操作や立ち上がるアプリの数や重さに比例して、『頭』と『体』の働く量も増え、更に熱は上がっていきますので、スマホの知恵熱みたいなものかもしれません。

そこに高い気温などの環境が外因として加わりますので、真夏の炎天下でスマホを使い続けると、今度はさらに熱中症状態も加わる事となります。

端末内部での温度上昇が更に進むと、『頭』と『体』の双方にダメージを与えるため、その前に高温注意の警告が出て、カメラを使えなくしたり本体機能を制限することで発熱を抑え、『自分』=端末本体を守っているようです。

温度上昇を招く具体的要因

  1. アプリの負荷
  2. 充電状況
  3. バッテリーの劣化
  4. カメラの使い過ぎ
  5. 使用環境や使用時間

などが挙げられます。

充電も温度上昇に関係あるとは個人的に意外でした。

やってはいけないスマホの冷やし方

熱くなるのであれば、冷やしてやれば良いじゃないか!というのが人情というものですが、冷蔵庫や保冷剤などで急激に温度を下げてしまうと、端末内に結露が発生します。

端末の中で発生した結露は、端末内が密閉空間の為なかなか蒸発せずそこにとどまります。

機械の天敵は水なので、結露はもちろん御法度です。

もちろん防水機能があったとしても、水で直接冷やすのは駄目ですよ。

以前、水没判定をされた事があるので要注意

ちなみに私は以前、ケイタイを車のエアコン吹き出し口に長時間置いていたところ、壊れた事がありました。

携帯ショップへ持ち込んでみてもらった所、「水に落としましたか?」と言われ戸惑った経験があります。

今思うとまさに、結露で基盤が故障したのでしょうね。

それ以降、エアコン吹き出し口にケイタイ・スマホは置かないようになりました。

出来るだけ手元にあるもので安全にスマホの温度を下げる方法(特に夏)

ここからは、スマホに優しい温度の下げ方を紹介します。

しかも、あるものを使って出来る方法ばかりなので、外出中でも対応可能です。

高温注意の警告が出たら試してみてください。

スマホカバー、スマホケース外す

カバーやケースは衝撃や傷から本体を守ってくれますが、熱を外に逃がしにくくなります。

使っている方は外しましょう。

開いているアプリを閉じる

先ほども紹介した通り、アプリが開けば『頭』と『体』は忙しくなり、熱を生みます。

少し休ませてあげると良いでしょう。

充電を止める

充電中でも電気の移動があるので、熱は発生してしまいます。

緊急でなければ、充電を中止します。

電源を切る

実はスマホが本当に休んでいるのは、電源がOFFの時だけです。

電源が入っている状態ですと、操作はしていなくても情報のやり取りが裏で行われているので、『頭』は働き続けています。

電源を切ることで、温度低下は望めます。

扇風機などで風を当てる

常温の風であれば、結露は発生しないそうです。

風を当てて、熱を効果的に下げましょう。

10円玉を載せる

10円玉をスマホの裏面(画面の反対)に敷き詰め放置すると、自然に温度が下がるようです。

10円玉を置いた状態で5分後に測定したところ、置く前から4℃下がっていました。比較のため何もしないで5分経過した状態で測定すると、2℃しか下がっていなかったので、10円玉を置いた方が冷却効果が高いことが分かります。

引用:ウェザーニューズ-スマホ、パソコンの“熱中症”には10円玉が効く!

これには、10円玉の材質が熱伝導率の良い銅であることが関係します。

常温の10円玉が、高温状態のスマホの熱を自身に吸収することで放熱されていきます。

ですが、10円玉が熱くなってしまうと放熱効果は少なくなるので、注意が必要です。

スマホを自然に、かつ効果的に冷やすやり方はコレだ!

ここで、より効果的な方法がないか探求された方の実験記事があったのでご紹介します。

スマホを平置き、横向きに立てる、縦向きに立てる、の3つの状態と、それぞれに風の当て方を2方向変えた場合の表面温度(左)と内部基板温度(右)の温度の時間経過グラフです。

風の当て方によって多少の違いはありますが、今回の中で一番効果があったのは、スマホを縦向きに立てて置き、横から(正面ではなく)扇ぐ方法が一番早く冷やせることが分かりました。そしてその効果は、なんと! 10円玉より内部基板は4倍、表面温度は10倍も早く冷やせる結果になりました。

引用:HEXAGON-解析してみました「10円玉でスマホを冷やす?」02

科学的なデータのある実証実験結果は良いですね!

これも参考にまとめてみます。

  1. 出来るだけ涼しい場所で
  2. ケース類は外し
  3. アプリは閉じて
  4. 充電もやめ
  5. スマホを縦向きにした状態で側面から携帯扇風機(ハンディファン)で風を当て続ける。

そうすることで安全にかつ負担をかけることなく、スマホを効果的に冷やすことが見込めます。

※ここで紹介した方法は、やってみる価値があるものばかりですが、必ず自己責任で行ってください。

体の治し方も根本的な考えは同じなのかもしれない

ここまで、スマホについて話を進めてきましたが、ここからは体の治し方との共通点を見ていきたいと思います。

スマホの冷やし方と体の治し方を、以下の2つの方法に分類してみました。

 物や他者を利用し早期の目的達成を試みる方法出来るだけ身近にあるものだけで解決を試みる方法
スマホの冷やし方冷蔵庫や保冷材による冷却余計なものは外し自然に冷えるのを待つ
体の治し方様々な体の外からの治療行為体が自分で解決するのを待つ

次に分類した2つの方法のメリット・デメリットを書き出してみました。

 メリットデメリット
物や他者を利用し早期の目的達成を試みる方法変化が早く現れることが多い。急激な変化により、負担が大きくなることも。成功経験により依存性が高くなる。
出来るだけ身近にあるものだけで解決を試みる方法負担は少ない。成功経験により自然観に変化が起きる。変化に時間がかかることが多い。

それでは、各方法について少し詳しく見てみましょう。

○○が無いと対応できない。急な変化についていけないこともある

①物や他者を利用し早期の目的達成を試みる方法

これを言い換えると『何としても早期の解決を試み、モノが無いと成り立たない』状態です。

スマホでいえば、冷たい環境に置くことで『急激に冷やす』という目的は達成できますが、結露による故障の危険が伴います。

また、高温になるたびに『急激に冷やす』行為がうまくいった場合、その成功体験を再現するためにツール(道具)も必要となります。

体の治し方でいえば『急激な変化を伴う』方法は、急を要するときには良いかもしれませんが、その成功体験によって症状が出るたびに施術者やツール(マッサージ機やお薬など)が必要となり、もしそれが手に入らない状況が訪れた時に解決することが難しくなります。

余談ですが、車の運転でも急ハンドルに急ブレーキなど『急』が付くものは事故の元と言われます。

何事も、急な変化はダメージに繋がるという法則があるような気がしてなりません。

急激な変化は与えず、できるだけ自然に落ち着くのを待つという選択肢

②出来るだけ身近にあるものだけで解決を試みる方法

これを言い換えると『物が無くても成り立つよう知識を使う』状態です。

スマホでいえば、時間はかかりますが身近な物と自然の力(放熱)だけで、本体に負担をかけることなく安全に温度を下げるという目標を達成することができます。

体の治し方でいえば、時間はかかるかもしれませんが、症状が出てとしても身近な物と自然の力(治癒力など)を活用しての自己解決した経験は、施術者やツール(道具)への依存を減らすことでしょう。必要なのがあるとするならば、それは時間です。

自然にある法則を有効活用する方法がおすすめ

私はこの『安易に物に頼り切らず、最大限に知恵と経験を利用する』方法を推奨します!

スマホでいえば、身近な物と自然の力(放熱)を最大限に生かすために風を当てる部分を追求し、本体に負担をかけることなく効率よく安全に温度を下げるという目標を達成することができます。

体の治し方でいえば、身近な物と自然の力(治癒力など)を有効活用して、自己解決できる可能性を最大限に生かすための方法を追求し、体が変化できる状態を目指せます。

体も急な変化への対応は苦手。自力で変化に追いつく時間を与えてみましょう

ここで初めに紹介した「要は急に冷やすのではなく、自然に冷えるのを待つってことですね」というコメントを思い出してください。

スマホ…急に冷やすのではなく、自然に冷えるのを待つ ←負担は少なく安全、物に頼りすぎない

体…急に治らないでも自然が治すのを待つ ←負担は少なく安全、手段に頼りすぎない

どうです?

頑張ってこじつけてみましたが、言いたいことは根本は同じかもしれないということです。

経験を通して価値観を変えるかもしれないー上部頸椎カイロプラクティック

常に体外からの何かを必要としなくても、体は対応できる可能性を秘めています。

それは普段、忘れてしまうほど当たり前すぎる『自然の法則』に従い、効果を発揮します。

あなたもその瞬間に何回も立ち会っているはずです。

体の機能を有効に使えるようにするアイデアを活用し、自分の体に宿る自然を有効活用するという価値観。

自分でどうにかできる成功体験を得ることが、体の理解と自信に繋がり、それが自然の理解に繋がる。

それを体験できるのが、『アイデアも、自然にある法則も、両方の有効活用をめざす!』方法である上部頸椎カイロプラクティックです。

便利な世の中ではありますが、物や人に頼り過ぎず、程よい具合に利用して生活することをお勧めします。

あなたに常に寄り添うのは、あなたを大切に思ってくれる人と自然だけで十分です!

それはそうと、もっと知れ渡って欲しいな、体の機能を有効に使えるようにするアイデア-上部頸椎カイロプラクティック。